リュウソウの制作陣のどこが惜しいのか分析する(8月15日に追記)。

おはようございます宮本一二三です。

◇ 制作陣の中核がコレだとダメ ◇ 
2019-08-13 meuroko
昨日の早朝、とうとつに何処が違和感で引っかかったのか理解して目から鱗が落ちました。
基本的に怪人を「作り物」として登場人物が認識して見ているときの反応でしかないんですよね、19話の描写って。
(さんざドルイドンたちが暴れまくって、作中で彼らの危険性が周知されているのに件のシーンでは食ってかかっても命の危険まではおよばないと「作中キャラがわかっている」ように見えるんです、あの部分)



リュウソウの制作陣、というかメイン脚本家の描いた本編19話を見て、とくに顕著に感じたのは「どうせ絵空事だから」という意識が根底にあることです。

騎士竜がふつうにその辺の道を闊歩しているのは「まあ正義側の生き物だしな」で違和感をおぼえつつ大目に見てスルーできるんですけど、地球の侵略者である怪人がいるはずのない場所に出没してくつろいでいる(給食まで食べて学校に損害を与えている!)のを見た一般人の反応を見たとき、すくなくともメイン脚本家は絵空事をホンモノにしようとして描こうとはしていない、異物を異物として描く感覚がまったくないのだなーと再認識いたしました。
(件のシーン、あれは怪人じゃなくて人間でも自分にとって安全な場所で未知の相手がくつろぎまくっていることには恐怖を感じるはずです。自分が安心できるホームが正体不明の存在に侵食されるって相当恐いはずでは?)
異物があったときの一般的な人間の反応や感情を「伝える側が」想像できていないのです。自分の脳に想定として存在していないものを描くのは不可能なんですよね。
そういう想像力や共感力に欠けている限りマトモな「物語」は描けません。
最近は「なろう系」とか「異世界転生チート」とかが一部の界隈で大ハヤリなんですけど、アレもファンタジーの型にはまって描いているわけですし、ルール内でいろいろムチャや無謀を描いているはずです。私も読んだり見たりはしていないし、中には主人公にまったく共感できないものもあるようですが、「異物を異物として話内で処理する」ことはキチンとしているはずです。異世界チートあたりだと、そこの住民と主人公の認識のズレみたいなものが物語の妙味になるはずですし。
(リュウソウは残念ながら異文化のズレもなくあっさりリュウソウ族が現代社会に順応していましたよね……アレ、面白く出来る部分なのにホントーに勿体ないなあ!!)

リュウソウジャーのメイン脚本家の人って、コレが不当な読みだったら申しわけないんですけど、「ファンタジー的な世界観」はバカにしつつ描いていそうなんですよね。バカにしている、というより無関心なのかもしれないですが。なんでもかんでも万能にしてしまって属性わけとかキャラ特性とかをしない時点で、ファンタジー的なものに粉塵ほどの愛もないです。
自分が描くジャンルやそれを好きなジャンルの人を馬鹿にして軽く見るのは創作者として一番やってはいけないことです。
自分が好きなものをバカにされてまったく不愉快にならない人間はいないと思います。

子供の読解力をなめてはダメですよ。
私も3、4才くらいの時の子供向けアニメで「この女の子の顔もっと可愛く描けばいいのに!(印象に残る部分なのにキメ顔じゃなかった)」とか「この女の子にはもっとカッコイイ相手役よこせよ!(あからさまにオッサンだった)」とか当時冷静にツッコんでいたのをちょっと前に追体験しましたので。意味がわからなくても大人が手を抜いたり、大人の妙ななまぐさい思惑なんざを正確に読みとって「不愉快な部分は異物として処理し興味がなければ即捨てる」それが子供です。

心を入れ替えてマトモにやり始めても一度裏切られた相手には彼らは見向きもしなくなります。
彼らは恐い。


とはいえ、「リュウソウジャー」はデザイン部分の人たちはセンスよかったし、俳優さんたちや作中音楽もよかったので、世界設定やキャラ設定をちゃんと初手で煮つめていたらいくぶんかの齟齬はあれど面白い物になったはずなんですよ。重要な設定を番組を作る前に固めていなかったのが本当にメイン脚本家とプロデューサーの落ち度としか言えず、ほかのスタッフのかたがたが気の毒になります。



伝わりやすいように追記しましたら、けっこうなボロクソ批判文章になりました。
御目汚しスミマセンでした。





◇ 8月12日のミヤモト ◇ 
最近、元作品(原作)を愛する人をバカにしたようなスピンオフ作品とか映像化作品とかあったりしますが、私のスタンスとしましては「商売している作品でお客(受け手)をバカにするような創作者、制作者はボコり返してOK!」なので、あんまり心に暗黒的な澱がたまったらほかの人も批判的な意見をだしていいんじゃないかなーと考えたりします。

まあ、肉体言語の喧嘩とおなじでツッコミってやり慣れていないと面白おかしさを混入したり婉曲的な皮肉をまぜたりするような手加減はむつかしかったりしますので、そういう技術がムリだったら「私にはあわなかったな」ていどでとどめるのが無難です。
こういう批判を書くコツとしては「相手の悪事をむりくり捏造してはダメ」です。根拠を提示して正々堂々と書くこと。
私もあんまり酷いものに関しては視聴じたいが辛くなって匙を宇宙に届けとばかりに投げたりします。
作り手自身が「ハンロンの剃刀」状態だったらもうどうしようもないですし。
(そういう人にかぎって自分がソレだとは気づいていないのですが)

ただし、好きなものはどんなものでも過剰に誉めても見ていて微笑ましくなるので、「ここが好きだ!!」って文章なんかは多少やりすぎても私は微笑ましく見ていたりしますね。

人は人、我は我、されど仲良し。

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