極端を描くのが巧い「ヴィンランド・サガ」アニメ感想(2話「剣」)。

こんにちは、宮本一二三です。
1~3話まで一挙放送の「ヴィンランド・サガ」をいちおうぜんぶ見まして、世界観の濃厚さと密度にすでにおなかいっぱいです。
横文字の名前をおぼえるの苦手なので、主人公の名前がトルフィンというのを番組内容を見て字面でようやくおぼえました。
ほかのキャラクターの名前もビミョーに覚えてなかったので、しょうがなくウィキペディア先生で名前を調べてます。
最初のほうではそこまで激しいネタばらしないのは有り難い(あっても大体私が先を読める範囲です)。
公式サイトもちょっと見ましたがアレはいいものですね! コレ書き終わったら見よう!


2話目要約⇒ 2話目にして将来のバーサーカーぶりを発揮する主人公(6さい)。オトンカッコイイ!!
2019-07-25 kansou-moji


おおお今回は最初にOP映像が流れるのですね。
前回流したらネタバレすぎだったもんなあ。
殺伐とした映像と殺伐とした歌詞の歌がヒジョー(非常&非情)にマッチしています。

1話からじゅうぶん不穏な雰囲気でしたが、2話目は初手からアイスランド国内のヴァイキングの村が一週間にいっぺんの土曜の沐浴デー(デパートの特売日みたいな言い方だ)を狙われてイングランド兵に襲われるという悪夢のようなシーンから始まりました。シナリオの先行きを示唆しつつサラッと当時の異国の風習を説明するのが巧いです。
男衆が裸体のときに完全装甲の敵に襲われるのも厭でしたが、襲うがわの兵士が女性たちの籠もった部屋を開けた部分はヒジョーに厭な展開を示唆していて嫌な気持ちになりました(誉め言葉)。

場面は切り替わって、トルフィンたち子供達が牧歌的に戦争ごっこをしているシーンに切り替わります。
村の平穏さをあらわしつつ、トルフィンがもう一人の少年と「死体役として」雪原にころがっているさまで、まだまだひよっこなのだなーというのを表現していてほほえましい。道具も木剣と木の盾で、これ大人が見ていなくても致命的なことが起こらないように配慮しているんですね。

負けてションボリなトルフィンは商船をあつかうオジサン・レイフのところに行って、いつものごとく「僕もはやく船に乗りたい!」と拗ねます。
オトンが異様に立派だとはやく大人になりたいと望みがちな少年の通過儀礼ですね、わかります。
レイフが遠洋から来る軍船を発見し、トルフィンに父のトールズを呼んでくるように言います。
なんだか厭な予感しかしないんですが、大丈夫なのでしょうか?

トールズは村の鍛冶屋に鍋の修復法をならっているところでした。
鍛冶の腕はヘボですが上半身裸でものすごく筋肉ムキムキです。刀傷スゴイ。
お父さんの現役でのへっぽこさと過去の歴戦の戦士っぷりが垣間見えるいいシーンです。
ムダな情報はまったくない!

父親と軍船の代表者ご対面。お二人は知り合いのようです。
というかこの人顎長いじゃなくてなんか悪人面なのは気のせいだろうか? そんな視聴者の私の思惑を外し、礼節のある態度でヨーム戦士団のフローキさん(悪人面)は「最近わが国を荒らす外敵を懲らしめる人間が足りない。首領の命令なので帰って戦士としての職務を果たせ!」(要約)とトールズにせまります。どうやらトルフィン父ことトールズさんは首領の娘と結婚した直後に脱走兵として15年間村に隠れ住んでいたそうです。

トールズは本心では病弱な妻や子供たち、平穏な村での生活に愛着があり、戦士団に戻るのを断りたいところなんですが、フローキはさすが現役で戦士団の長なだけあって、村の各地に団員を配置し、断るにも村人人質なのでムリ、という状況を作り上げています。
これ、村人は一切不安感はさておき命の危機感を抱いてなくて、トールズ・外部商人のレイフ・そして視聴者にしか刃傷沙汰のおきそうな一触即発のピリピリしたムードが読めないようになってます。見事としか言いようがない。村人の軽薄なニーちゃんが戦士の一人にぶつかっていますが、相手の虫の居所が悪かったり「民間人には手をださない」という軍規が守られてなかったらたたっ斬られるぞ、というのがキャラクターにはわかっていないのです。恐い。

村人たちや家族の命に自分の自由意志は替えられない、とばかりにヨーム戦士団に帰順することを了承するトールズ。
ヨーム戦士団のフローキ氏はさらに「望む者はヨーム戦士団は受けいれる!」みたいなことを言いだし、何人かの青年たち(10代後半~20代かな?)はまだ見ぬいくさ場を夢見て色めき立ちます。リアル戦場の流血沙汰を知らないって恐い。
先祖代々の甲冑を身にまとい、武器も持ってノリノリです。
ヨーム戦士団はトールズとの約束をとりつけたらアッサリ帰っていきました。
ぎゃくに不気味!!


イングランドとの開戦に色めき立ったのは青年たちだけではなく、まだ6さいのトルフィンも殺る気もといやる気スイッチが押されます。青年たちの軍装を見て血が沸いたのかもしれません。
ついさっきまで負けて雪原に転がっていたのにどこかのストッパーが外れたのか4才上の少年たちに戦争ごっこのルール(叩かれたら戦死あつかい)を無視して果敢に打ちかかります。リアル戦場では賞賛される行為なんですが、まだそういうのは10年早いよトルフィンよ。

複数の少年たちに遊びの結果ではすまされない怪我を負わせ(一人は腕の骨折れてる、ムゴイ)、血の気のおさまらないトルフィンは凶器の木刀をポイしてうちに武器はないのか? とばかりにOPの将来の姿ばりに荒んだ目をして家捜しを始めます。
お姉ちゃんのユルヴァはおもちゃはちゃんと片づけろ、とヒジョーに教育的です。お姉ちゃん可愛い。正直、最初のシーンここの村が襲われたのかと一瞬思ってハラハラしましたからね私。直後のシーンでトルフィンが元気に遊んでいたのですぐ大丈夫だったのがわかりましたが。
本当にシーン切り替え巧いです、このアニメ。
さておき、トールズは自分の息子が強さをカンチガイして罪のない少年たちに手傷を負わせたことに対して沈痛な面持ちになります。
自分が戦士だっただけに、暴力の危険性は重々承知しているんですね。

前回でてきた木箱を発掘し、中の短刀を抜くトルフィン。
ホンモノの武器の刀身の美しさに見とれます。気持ちはワカランでもない。
「これで『敵』を倒せる」とトルフィンは目を輝かせます。
そんな彼の背後から刀身を掴み、「お前にとっての敵は誰だ? そんなものはこの村にはいないだろう、これは今のお前には必要のない物だ」と視覚情報でのインパクト(刃物による流血)と淡々とした言葉で諭すトールズ。モノによっちゃ打撲のほうが兇悪なダメージのことは多いんですが、刃物の危険性が伝わったのでしょうか、トルフィンは渋々短剣を自分のものにするのを諦めます。
ここのシーンのトールズものすごくカッコイイですよね。
いいお父さんですし、きっと戦士団時代も統率力あったんだろうなーというのが伺えます。



またシーンが切り替わりまして、今度はヨーム戦士団のフローキ(悪人面)が入り江っぽい場所で誰かと会談しているシーンです。
会談相手も見事に悪人面です(偏見)。どうしよう絵面が悪人の密会にしか見えない。
フローキ、開口一番「トールズを殺せ」。
やっぱりか! やっぱりなのか!!


ものすごく気になるところでEDですよ。引きが巧い。
3話も見てますが、今回みたいに細部に切りこんだ感想だと記事作成遅くなります。
ホント面白いアニメです。原作読みたいけどアニメが終わるまで我慢だ!
ではではー!



◇ 7月25日のミヤモト ◇ 
新しい職場にかようことになったので、これからよくワカラン時間帯に新記事作成することが増えます。
ちょっと不思議な勤務形態ですのでー。
はやく自分なりにやりやすい生活リズムを作って巧く時間配分していかないとな。

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