面白ければクルクル手のひらを返すミヤモト

深夜帯にこんばんは、宮本一二三です。
昨日の日中は家人の部屋にお邪魔しまして録りためていたDVDをさくさく見ておりました。
無断使用はうしろ暗いので(?)お部屋のクリーニングもいたしました。
DVD内も室内もスッキリスッキリー!

「仮面ライダージオウ」面白いですね!! 1話から世界観説明と主人公の性格描写とキャラクター各位の目的をしっかり描いてあるとこんなに安心する物とは!
ジオウの前に現行の戦隊のフワフワさを見ていたので底上げされたのもありますが、ちゃんと考えてあるのは1話を見たら一目瞭然なので絶対的な評価は変わらないです。というか、こういう時間旅行物は表にだす物でも秘密にしておくものでも設定を固めるところは固めておかないと確実に詰みます。
……前戦隊の「ルパパト」も見ないとなあ(ソックリ溜まっている)。

さっきも書きましたが、「ジオウ」はそうとう制作陣が角つき合わせて世界観を構築したのかがよくわかります。
この話って、主人公のソウゴが過去の平成ライダーの力を手にいれて「最善最高の魔王になる!」ことを最終目的にしており、ゲイツとツクヨミは未来人で、主人公が「最低最悪の魔王」になる未来を知っていて、魔王になる前に止める(最初は息の根も視野にいれていた)というドシリアスな設定です。時を駆ける未来メカが大変カッコイイです。1話ででてくる「その時代の貨幣がでてくる機械」なんかも、テクノロジーの差をだすとともに、対価をキチンと支払うということをする=ゲイツ、ツクヨミは善側、ということをよくあらわしていていい描写だと思います!
(彼らと敵対する「タイムジャッカー」はぎゃくに時間を止めて他人が食べていたチョコを奪い去ったり、しょーもないイタズラをしたり、目的のために過去の人類に損害を与えておりますのでね。いい対比になっている)

たぶんプロデューサーがプロデューサーですので、方向性を固める重要性をしっかり見極めてらっしゃったのだと思います。
メイン脚本の下山氏は「ニンニンジャー」で私、さじを投げちゃった御仁なのですけど、厭なチャラさかげんが抜けていて、主人公ソウゴとメインの三人(ゲイツ・ツクヨミ・ウォズ)はそれぞれ癖はありつつもいいキャラになっています。1話で「ソウゴいいヤツ! ツクヨミちゃん可愛い」2話で「ゲイツいいヤツ!」ってなるのはヒーロー物としてとても重要だと思います。

生瀬さん演じる主人公のオジサンも、ものすごくよいですね。
あの人のおかげでだいぶ物語自体の雰囲気がよくなっているし、ソウゴ・ゲイツ・ツクヨミに毎回しっかり朝ごはんを与えているのはひじょうに教育的にもですし、ゲイツたち未来人も姿はエキセントリックだけど血が通った人間なんだよ、というのを描写していて素晴らしいです。

余談ですけど、アナザーキバの回でおじさんが作ったアップルパイって、バターを塊で練りこむフランス式の超・めんどくさいヤツじゃん! そりゃ三日かかるよ! ってなりました(大理石のまな板必須で生地を何度も冷蔵庫で寝かせながら折りと伸ばしを繰り返すんですよね、アレって)。
あの回だけ下山氏でも毛利さんでもなくて「仮面ライダーキバ」で全脚本を担当した井上敏樹(敬称略)なんですよね、そりゃ料理描写に手抜かりないし、厭な女描写巧いよなーと思いました。黒ウォズがものすごくアップルパイを食べているのも面白かったですけど、最初アップルパイをがっついていたソウゴが、失恋のあとにアップルパイを食べなくなっていたところが切ないですね。
(空気を読まずにソウゴのアップルパイを食べるウォズでちょっと緩和される感じ)


◇ エグ本編ぜんぶあわせたより面白いCM ◇ 初めて見ましたが面白かった。
2019-07-14 onore-docomo-iya-usodesu
「ジオウ」のすばらしい部分は、あきらかにコイツラ、正義の味方じゃないだろう! という描写がある平成ライダーがじゃっかんあるんですけど、そういう作品の主人公も本編より綺麗になって表現されているところです。心なしか本編より俳優さんも演技しやすくなっていそう。エグゼイドなんて本編より永夢がきちんと医者として職務遂行していたよ……。甘味外科医の描写が悪い意味で「白い〇塔」みたいでしたがアレで一年やっていて欲しかったですね。ゲームもちゃんと絡んでいましたしね!

某・神はアナザーオーズに食いこんでいて、ややゲンナリしましたが、神から王へ天下っていた(誤用)ので、ぎゃくに皮肉が利いていていいと思いました。余談ですが、「仮面ライダーオーズ」にも医療ドラマ回(13・14話)あるんですけどエグ本編よりよっぽど医療ドラマしています(脚本は小林靖子さんです)。それででてきたのかなあ神(自称)。映司と比奈ちゃんが面識ないのが違和感だったけどいい回でした。

私が「ジオウ」で好きな回は仮面ライダーカブト回です。本編とおなじ俳優さんを使ったゲストが多かったのもありますが、本編では不憫な加賀美がどうしても変身したかったカブトに変身できたのはむくわれた感じがあっていい、たぶん天道も元気なんだろうなというのも垣間見えていい。地獄兄弟は不憫ですけど綺麗に決着ついたなあ。
あらためてウィキペディアを見てみたらだいたい好きな回は毛利さん担当だなあ。残念ながらアギトのオチとブレイドと響鬼は録画をミスったゆえに見れてません。悲しい。

下山氏担当の「ジオウ」オリジナルライダー回はちょっと癖があるというか悪い意味で下山節なんですよね。ダジャレは嫌いじゃないけど変身音声がちょっとクドイです(一番うるさいなーと感じるのは仮面ライダーウォズです。笑)。
とはいえ、下山氏と毛利さんはちゃんと世界観を共有し脚本の連携をなさっていて、アナザー電王回のあとは本編がゴリゴリ進むみたいなので楽しみですー!!

「ジオウ」で唯一引っかかる点といえばふたつあって、何話か続けて主人公のソウゴがバトル中に動きがなかったのと、ソウゴの普段着がパジャマっぽい形状なところでしょうか?
らいだーやライダーが顔なんて、と視聴前は思っていましたが、動いたらぜんぜん問題なかったですし、子供向けなのでわかりやすくていいなーとすら思いました。未来人描写も服装の特異さで巧く表現してますよね、「ジオウ」。
黒ウォズと白ウォズおなじ俳優さんが演じてらっしゃるけどちゃんと見分けがつくような格好をされていますし。
ライダーもソウゴとゲイツとウォズの変身後の姿は機械的、アナザーライダーは生物的、その他のライダーはオーソドックスな感じで雰囲気を変えているのでわかりやすいです。
個人的に門矢士があいかわらず神出鬼没かつ便利でスペックがチートなのにやる気ないところも大好き♪ 
彼が気まぐれに手を貸した、ツクヨミちゃんがらみの設定なんか本編放映前に固めてないと無理だよな。
あのへんのゲイツの誤解&家出、ソウゴ孤立無援、オジサンの叱咤、妨害あってからのボロボロ戦闘、ツクヨミぎりぎりでソウゴとゲイツを止める、あたりの展開すごく好きだー!

未来人といえばで思いだしたけど、モモタロスがとり憑いたあとの描写でライダーに変身すると、アクションがちゃんとモモタロス的なチンピラな動きですごくよかったです。
続きも楽しみー♪ 

ものすごく余談なんですけど、仮面ライダージオウのグランドジオウを見たとき、あまりのキンキラかげんとちいさいライダーが本体に収納されているさまを見て「なんだかすごく仏壇、というか仏像みたい」と初見で思ってしまい、仮面ライダージオウトリニティの三位一体さに阿修羅像との共通点を見いだして、ひょっとして裏テーマは仏教? などと罰当たりなことを考えてしまいました。私、浄土宗と浄土真宗のハーフなのに。

仏教の発祥地のインドは劫(宇宙が誕生し消滅するまでの時間の単位)といい、弥勒菩薩の存在といい数字と時間にやたらとこだわりのある宗教なので、ちょっと関係しているかもしれないなあ。考えすぎか。

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